2005年2月アーカイブ

b5f84511.JPG時々見させていただいているブログで紹介されていた、中目黒のぺティアンへ行ってみた。
ディナーセット(前菜+メイン)をいただいたのだが、前菜は鴨のスモークサラダ、メインは豚バラのハニービネガー煮を頼んだのだが、どちらもしっかりとした味でおいしい。特に豚バラのハニービネガー煮はソースがおいしい上に、やわらかく煮込まれた肉は脂がとろけてとてもおいしかった。
店員さんは1人のみで、料理からサーブまですべてしてくれていた。それでも客がわれわれしかいなかったので、十分なサービスが受けられた。余計なお世話だが、混んでいたら大丈夫なのだろうかとちょっと心配になった。内装は普通の喫茶店風で良くも悪くもなし。
とにかく特筆すべきはディナーセットが1800円で安い。味はとびきりおいしいわけではないが、満足のいくレベルで、CPを考えると十分な内容。気軽にフレンチを味わえるビストロという意味では、なかなか良いお店。ただ、同じビストロならば、コンコンブルのほうが若干高いが味も良いとは思う。こちらのお店は本当に定食屋の気分で訪れるのが吉。例えるなら八竹亭のフレンチバージョン(店員さんは良い人だが)。
rakuyujurin01rakuyujurin02
rakuyujurin03rakuyujurin04
今日は会社の同僚たちと日帰りで楽遊壽林自然館へ。
箱根に差し掛かったあたりから雪が降ってきて、帰りがちょっと不安。だが明日も休みだし、何とかなるさということでそのまま宮ノ下にある目的地へ。つくころにはいい感じに雪が降っており、雪見温泉への期待が高まる。
駐車場に車を止めていざ温泉へ向かうと、かなり階段を降りた下に建物はあった。こちら、ちょっとお値段は高いのだが1日100組限定らしい。そのおかげか土曜日にもかかわらず空いており、良い施設を堪能することができた。普通の日帰り湯だと、どうしても混んでいてよさを満喫できないということが起こりがちなので、この対応はなかなか良い。
温泉と休憩所、食事処がそれぞれ別の階にあるため、休憩は休憩で落ち着いてでき、皆さん昼寝などを楽しんでいる。われわれグループも1時間程度昼寝をさせていただいた。食事も軽食(白玉あんこ)をいただいただけだが、なかなかおいしかった。
肝心のお風呂はナトリウム塩化物泉で、よくからだが温まった。良い泉質だったのでかなり満足。また、湯船は内湯がひとつと、露天が段々になって3つもあり、山の斜面、森の中に溶け込んでいる雰囲気がとても心地よかった。
雪が降っていたせいもあってか、すべてにおいてすごく静かで落ち着け、田舎のおばあちゃんのうちでくつろいでいるような雰囲気だった。
ただ、帰りには雪がたっぷり積もっていて、ノーマルタイヤでの箱根の下りは悲惨だった。幸い事故はしなかったが、かなり緊張して疲れてしまった。その後は東京に戻って皆で幹東でお食事。いつものことながらこれまたうまく、大変充実した土曜であった。
d7d03ac9.JPG車検時に不安だったので、アライメント調整をしてもらうためにアウトバーンモーターへ。そしたら、フロントのサスペンションがへたっていたらしく、交換を勧められたので交換もお願いする。やっぱりきちんと見てくれるので安心。一週間の入院で今週末は車に乗れないのでちょっと残念。
51b29cae.JPGsamezu本日は有給休暇をとって鮫洲の陸運局で車検。学生時代バイクに乗っていたころからずっと車検は自分でやっている。いつも光軸調整くらいしかひっかからないので、自分で調整して通してしまうのだが、今回はアライメント調整を怠っていたせいか、サイドスリップが不合格。さすがに足回りを自分では修理できず、ユーザー車検の駆け込み寺早川自動車へ。おじさんがコンコンとタイヤをたたいて調整しただけで車検通過、さすがプロ。車検はとりあえず通ったが、このままでは危なそうなので、アライメント調整と足回りのチェックを早めにやらなければ。
自分で持ち込んでの車検だと一切の手数料、整備費用がかからないので税金と自賠責保険と多少の用紙代だけで通過できるのでお安い(今回僕は早川自動車に調整費用3000円程度と法改正によりリサイクル費用も払わなければならなかったが)。3ナンバー(3000CC)の僕の車で計8万くらい。僕の車の前オーナーはなんとポルシェジャパンに車検と整備で50万くらいとられていたとのこと。ディーラー、いくらなんでもやりすぎ。
※後から友人に聞いたら、民間車検工場等だと手数料1500円程度で休日に車検を受けられるとのことだったので、今度からそっちにしたほうがいいかも。。。ま、楽しいから良いのだが。
aa863593.JPG昨日お休みをいただいたのだが、今日の朝きたら机の上に馬鹿でかいロフトの袋が。はじめは何事かと思ったのだが、聞いてみるとバレンタインのプレゼントとのこと。フロアの女性陣からいただきました。ありがとうございます。m(__)m
チョコやらスナック菓子やらたっぷり入っていてしばらくおやつに困らない感じ。
f29e7b75.JPGアマンリゾートを意識したサービスとつくりで、すばらしいと評判のカシータへいってみる。昔は六本木にあったようだが、現在は表参道近くの複合ビル、ラ・ポルト青山内に入っている。彼女がラ・ポルト青山に行きたがっていたので、ついでに寄った感じだ。
結論から言うと、期待はずれ。過剰なサービスは受けられるが、なんかちぐはぐ。まず、ウェイティングバーに通され、バーテンとの会話を楽しみながら準備を待つのは良い。だが、ウェイティングバーとなっているのが店の奥にあるバースペースなので、いったんレストラン内を抜けてから、ウェイティングさせていただく形。スペースをケチったみたいでなんか微妙。席に案内されると、自分の名前の書かれたメニューが置いてあり、今回は予約も取ってなかったので、それはなかなか気が利いていて良いなと思った。だが、良いなと思ったのはそこで終わり。料理の説明は丁寧ではあるが、洗練されていない感じを受けたし、過剰に丁寧なくせに、こちらからの合図などには気づきにくいなど、気がついてほしいところは気がつかないで、余計なことばっかり一生懸命。すべてのサービスにおいて、不慣れなスタッフがとにかく一生懸命背伸びしてがんばっていますという、アイデアだけが勝負の大学文化祭の模擬店のよう。イメージとしては、グローバルダイニングの不自然に元気な接客をもっと丁寧で不自然にした感じ。
内装についても、非常に気を使ってリゾートっぽい木製の家具や装飾品を使っているのだが、天井が配管むき出しの無機質なものになっており、残念。詰めが甘い。音楽もアジアのリゾートのようなゆったりとくつろげる静かな音楽がかかっており、それは好感が持てるのだが、客席間が狭くいっぱいまで人が詰め込まれているため、喧騒にかき消されがちで雰囲気が音楽とミスマッチ。アジアのリゾートでは、もっとゆったりした間取りに、空席もある状況が多いのでゆったりした雰囲気だが、それを東京に無理に持ち込むと、こんな感じで壊れてしまうという悪い見本。
肝心の料理も、大しておいしくない創作イタリアン(フレンチか?ま、どちらでも良いが)。基本を知らずに創作してしまうと変なものができる、というような内容で、とてもコストに見合ったものとは思えなかった。ということで、がっかりして帰った。
※この日は体調が悪かったので、料理の味に対してはちょっと辛口すぎるかもしれないが、おいしい料理でないことは確かである。二度と自分からは行かないだろう。大変申し訳ないのだが、こういう雰囲気だけ重視で値段が高く、料理の味やサービスがついてこないお店は嫌い。
261dec2e.JPGonosan会社の上司が引越しをしたので遊びに行った。高層マンションで、びっくりするような高さだった、49階だったと思う。マンションの通路から下を覗き込むと、まるでSF映画のシーンのようで現実感がない。高層なので部屋からの眺めもよく、ベランダにも出られるので結構楽しい。夜景もきれいなので、東雲という場所を除けばとってもうらやましい。
koisannoesa29546230.JPG旅行ついでに、修善寺の若干さびれたテーマパーク虹の郷へ。土曜の午前中だからか、大変すいていた。いろいろ乗り物や展示などを見て楽しんだが、個人的に一番面白かったのが池の鯉。えさを売っていて、それをあげると大量によってきて大変なことに。鯉の上を鯉が泳いでいるようなことになって、楽しくてたまらなかった。彼女が気持ち悪いといって嫌がっていたので、早々に切り上げたが、個人的には相当ヒット。
asaba01asaba2
asaba3asaba4
asaba5asaba6
今日は有給を取って、彼女の誕生日旅行で修善寺のあさばへ。この旅館、相変わらずすばらしい。
まずは、予約の電話から良い対応。昨年も同時期に彼女の誕生日旅行に来ていたのだが、そちらをきちんと把握しており、「花とケーキを今年も用意しましょうか。」「またお車でいらっしゃいますか」等、非常に満足のいく対応。彼女の食事の好みまで以前に伝えたとおりに把握されていた。
15:30くらいに到着。車で門をくぐるとすぐに係の方が来てくれ、そのまま玄関前に駐車。スムーズにお部屋まで案内いただいた。今回は小督というスタンダードなお部屋。窓からは池越しに能舞台を見ることができ、やわらかくも澄んだ空気がとても心地よい。建物は奇をてらったところはひとつもなく、スタンダードな形。だが、そのスタンダードな中でも一つ一つの物の質には強くこだわりを感じることができ、上品である。
サービスは非常に満足のいく内容。とにかく客に喜んでもらえるにはどうしたらいいかを常に考えていてくれているようだ。以前茶寮宗園の際に書いたような、「落ち着けない過剰なサービス」は一切ない。が、いたるところにさりげない気遣いがあふれている。たとえば、誕生日ということで飾ってある掛け軸はお祝い用のものにしていただけている。食事を運ぶ際には、お酒を飲まないわれわれの食事スピードにちょうど合わせていただいている。誕生日のお祝いに赤飯をつけていただいている。など、細かくあげればきりがないが、とても心地の良いサービスである。
料理も大変おいしい。海石榴とは違い、やや濃いめ、しょうゆをベースとした江戸な感じの味付け。薄味京風好きな僕の好みとは若干違うのだが、好みの壁をとび越えてとてもおいしい。今回の献立は写真のとおりで、中でも僕が良いと思ったものを以下に。
まず、帆立しん薯椀だが、だしがしっかりしていておいしくわかりやすい味。また、平目のお造りはこちらもよく寝かせてあり味が濃厚、槍いかも大変やわらかく口の上でとろけるのがたまらない。鰆の塩焼は肉厚・ジューシーでお昼とはまた違ったよさがあった。どちらも共通するのは新鮮でよい魚を使っていること。皮がぱりぱりの食感を楽しめたので、個人的にはリストランテヒロに軍配かな。穴子黒米ずし、天城しゃも鍋、玉丼、甘味はあさば冬の定番だが、それぞれたまらなくおいしい。これを食べにくるといっても過言ではないくらい。特にアイスクリームは絶品だと思うし、ここ以外でこの味に負けないアイスクリームを知っている方は教えていただきたい。特に、生姜のアイスクリームはすごく好き。食べ終わった後はとっても幸せな気分。
朝ごはんも炭火で暖めてあり食事の最後までさめることのない湯豆腐、炭火で焼く焼き海苔、干物など、どれも特別なものではないのだが、厳選された素材を利用しており、調理法やサーブのされ方もあたたくておなかに優しい、満足のいくものだった。
余談だが、あさばは創業1675年と古く、主人も10代目の老舗。もちろんいろいろな変化もあるのだろうが、すばらしいものは時代を超えて残って行くのだなぁ。
hiroab18d45d.JPG今日は修善寺に向かうので、ずっと前から行きたかったリストランテヒロ・マーレへ。ランチのコースをいただいた。
前菜の白魚のフリットはきれいに上がっていてまずまず。だが、白魚が好きでない彼女の食べていた鮟鱇のフリットの方がぷりぷりしていておいしく感じた。
ヒラメのカルパッチョが絶品。ヒラメはしめたばかりの新鮮なものではなくきちんと寝かせたもので、歯ごたえもやわらかく風味も濃厚。味付けも良質のオイルをベースにしてゴマとバジルの香りというシンプルなもの。普通のカルパッチョとは一味違う、すばらしいものをいただくことが出来た。さすが。パスタはカラスミのパスタ。小田原で取れたというおいしいしいたけとの相性も良く、なかなかおいしいのだが、どうもヒロのパスタは塩味が濃すぎる気がする。メインのサワラのグリルはおいしかった。肉厚でジューシーなサワラをシンプルな塩味に上品なソースで仕上げてあり、パリパリの皮もおいしくいただけた。また、食事にあわせてちょうど良いタイミングでパンが運ばれ、フォッカッチャも全粒粉のパンも焼きたてでおいしかった。ただ、デザートは青山店には大きく劣っている。青山店のデザートは本当においしく驚くことが多いのだが、こちらのフルーツとジュレにバニラアイスは普通のものであった。ただ、今思うとフルーツとリキュール・バニラビーンズの入ったジュレの相性も良かったし、自家製のバニラアイスもまずまずだったかもしれない。もしかしたら青山店がおいしいので、期待のしすぎか。
サービスはフロアに1.5名しか人がいないのに、きちんと行き届いていた。料理の提供の間合いもよく、ミネラルウォーターが切れることもなかった。また、僕の彼女は野菜や魚介類に食べられないものが多いのだが、そちらもきちんとヒアリングした上で丁寧に対応してくれ、とても良かった。
内装は白を基調にした清潔でさわやかな海辺らしいもので、「素朴でおいしいお店」という印象。窓も南東の2面が大きく取ってあり、見える景色は普通の漁港なのだが、太陽の心地よい明かりがカーテン越しに差し込んでいた。席数は少ないが、心地の良い程度の活気があり、良い雰囲気。
この場所で、このクオリティはなかなか貴重。新鮮な魚介と野菜の料理というコンセプトも僕の好みとマッチする。次回からも伊豆や箱根へ出かける際は、早めに予約を取らなくては。
7bc4a1c0.JPG今日は彼女の誕生日。お祝いに、銀座うかい亭へ。八王子のうかい亭を彼女がえらく気に入っていたので、仕事が終わったあとでもすぐにいける銀座店に行くことに。僕も新しく出来た店舗いうことで一度は行きたかったので楽しみだった。
雰囲気は旧家を移築したという八王子店と同様、銀座のビルの中とは思えないもので良かった。ただ、八王子と比べてしまうと微妙な空気感までは再現できていないと感じた。八王子ではもう少しゆったりした満足感が味わえる。それはおそらく、窓と景色の有無、物理的な広さの違い等なのかもしれない。とはいえ、十分に「うかいワールド」が広がっているので、ゴージャスな雰囲気を楽しませていただけた。
ただ、駐車場を用意していないのは不満。電話して聞くと、日産本社の駐車場が近いですとのこと。銀座という土地柄仕方がないのか。タクシー等で来るべきなのかも知れない。
サービスは人員も多く、総じて丁寧で良い。が、今回は残念ながら不満な点があった。ひとつはオーダーをミスしており、途中で確認したにもかかわらず、修正されていなかった。確認の際にドリンクを持ってきた若い女の子に確認を頼んだのがいけなかったようで、きちんと伝わっていなかった。
料理は魚介とお肉両方の付いたコースを選択。前菜のヒラメのカルパッチョは白身の魚の扱いとしてはちょっと新鮮すぎるようで、食感も硬く、味が平坦で少し残念。あわび、鯛のグリルはまずまずおいしい。そして目当てのうかい牛、これはおいしい。それまでに多少のミスがあろうとも、全部帳消しで満足。素材ももちろん良いのだろうが、分厚い鉄板と絶妙な焼加減は自宅ではまねできない。油の部分までおいしく味わうことが出来る素材と調理は見事。最後、〆のガーリックライスもやっぱりおいしい。ぱらぱらに仕上がりながらもっちりとした食感が残っているご飯は、しょうゆの香ばしさもあわせて、おいしい。
総評として、きちんとうかい亭であり満足できるものであったが、時間に制約がないのなら僕は八王子店をオススメしたい。余談だが、僕の中でのうかい亭の位置づけは、純粋に料理の味を求めるというよりは雰囲気も含めて楽しむ店なので、ニューヨークグリル等と似ている。楽しい食事のできるお店である。

このアーカイブについて

このページには、2005年2月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2005年1月です。

次のアーカイブは2005年3月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。