2005/02/13 Sun Casita 表参道

yusuke400
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f29e7b75.JPGアマンリゾートを意識したサービスとつくりで、すばらしいと評判のカシータへいってみる。昔は六本木にあったようだが、現在は表参道近くの複合ビル、ラ・ポルト青山内に入っている。彼女がラ・ポルト青山に行きたがっていたので、ついでに寄った感じだ。
結論から言うと、期待はずれ。過剰なサービスは受けられるが、なんかちぐはぐ。まず、ウェイティングバーに通され、バーテンとの会話を楽しみながら準備を待つのは良い。だが、ウェイティングバーとなっているのが店の奥にあるバースペースなので、いったんレストラン内を抜けてから、ウェイティングさせていただく形。スペースをケチったみたいでなんか微妙。席に案内されると、自分の名前の書かれたメニューが置いてあり、今回は予約も取ってなかったので、それはなかなか気が利いていて良いなと思った。だが、良いなと思ったのはそこで終わり。料理の説明は丁寧ではあるが、洗練されていない感じを受けたし、過剰に丁寧なくせに、こちらからの合図などには気づきにくいなど、気がついてほしいところは気がつかないで、余計なことばっかり一生懸命。すべてのサービスにおいて、不慣れなスタッフがとにかく一生懸命背伸びしてがんばっていますという、アイデアだけが勝負の大学文化祭の模擬店のよう。イメージとしては、グローバルダイニングの不自然に元気な接客をもっと丁寧で不自然にした感じ。
内装についても、非常に気を使ってリゾートっぽい木製の家具や装飾品を使っているのだが、天井が配管むき出しの無機質なものになっており、残念。詰めが甘い。音楽もアジアのリゾートのようなゆったりとくつろげる静かな音楽がかかっており、それは好感が持てるのだが、客席間が狭くいっぱいまで人が詰め込まれているため、喧騒にかき消されがちで雰囲気が音楽とミスマッチ。アジアのリゾートでは、もっとゆったりした間取りに、空席もある状況が多いのでゆったりした雰囲気だが、それを東京に無理に持ち込むと、こんな感じで壊れてしまうという悪い見本。
肝心の料理も、大しておいしくない創作イタリアン(フレンチか?ま、どちらでも良いが)。基本を知らずに創作してしまうと変なものができる、というような内容で、とてもコストに見合ったものとは思えなかった。ということで、がっかりして帰った。
※この日は体調が悪かったので、料理の味に対してはちょっと辛口すぎるかもしれないが、おいしい料理でないことは確かである。二度と自分からは行かないだろう。大変申し訳ないのだが、こういう雰囲気だけ重視で値段が高く、料理の味やサービスがついてこないお店は嫌い。

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